出会い系サイトにはたまに「会えない異性ユーザー」が紛れ込んでいます。
当然ながら男性にとっては避けたい厄介なユーザーたち――その典型例がサクラや業者、そしてキャッシュバッカーです。
今回はその中の1つ、キャッシュバッカーに焦点を当ててお話します。彼女たちは一体どのようなユーザーなのでしょうか? またどうしてそのようなユーザーが出会い系サイトに現れてしまうのでしょうか?
目次
キャッシュバッカーとは?出会い系サイトの「キャッシュバック」システムも絡めて
キャッシュバッカーについて知るためには、まずは出会い系サイトのキャッシュバックシステムについて知っておく必要があります。
キャッシュバックシステムについて(PCMAXを例に)
出会い系サイトにおけるキャッシュバックとは、サービスを使うことでお金や景品をもらえるシステムのことを言います。
例としてPCMAXを見てみましょう。
PCMAXでは、メッセージを送ったり掲示板を見たりすると「マイル」が貯まります。マイルはポイントとは違うものです。
そして貯まったマイルは景品交換所で景品と交換することができます。
交換できる景品にはアダルト関係のものはもちろん、コスメやスポーツ用品、食品、ゲームなど多岐に渡り、「出会い系サイトでもらえる粗品なんて」とバカにできたものではありません。
このように、出会い系サイトの機能を使うとマイルが貯まって、自分の好きな景品と交換できる――このシステムこそがキャッシュバックです。
今回はPCMAXを例にしましたが、大手の出会い系サイトではこのようなシステムを採用していることが多いです。もちろんもらえるマイルや景品などは各所によります。
(場所によってはマイルをお金に換えられることも)
キャッシュバッカーとは
ここまでのご説明を読んだら、キャッシュバッカーがどんなユーザーなのかもだいたい理解できたかもしれません。
キャッシュバッカーとは、上でご説明したキャッシュバックを利用して景品(あるいはお金)を得ることを目的としているユーザーのことを言います。
目的はあくまでキャッシュバックシステムですので、男性と出会う気なんてさらさらありません。サクラや業者と並んで、男性が避けたいユーザーと1つとして数えられます。
キャッシュバッカーはサクラや業者と何が違うの?
キャッシュバッカーがサクラや業者と何が違うのかをご説明します。その前に、まずはサクラと業者が何なのかを見てみましょう。
サクラとは
出会い系サイトの運営が雇っている偽物ユーザーのことを「サクラ」と言います。
サクラの目的は主に2つ。1つ目はサイトがあたかも盛り上がっているように見せかけること。もう1つは男性からポイントを直接搾り取ることです。つまり出会い系サイトの運営が儲けるために動いているということですね。サクラ自身は、出会い系サイトの運営から報酬を得ることで儲けています。
なおサクラ行為は立派な詐欺であり、場合によっては運営だけでなく雇われた側も逮捕される案件です。実際に逮捕された事例も多く見られるみたいですね。
(「出会い系サイト サクラ 逮捕」などでググってみてください)
業者とは
出会い系サイトの運営とは違う「業者」が潜り込んできて、個人情報の収集や詐欺などを行うことを言います。
目的はもちろん、情報収集や詐欺などで儲けることです。ユーザーはもちろん出会い系サイトの運営にとっても邪魔な存在ですから、まともなサイトであれば業者を徹底的に排除する取り組みをしています。
ただし悪質な出会い系サイトでは、運営自身がこのような情報収集や詐欺を行う「業者」であることも少なくありません。
キャッシュバッカーの特徴
サクラや業者を元に、キャッシュバッカーにはどのような特徴があるのかを見てみましょう。
キャッシュバッカーは組織ではなく個人
サクラや業者などと違って、キャッシュバッカーが組織で動くことはほとんどありません。
大抵はお小遣い稼ぎに苦心している個人です。
キャッシュバッカーはほぼ全員が女性
キャッシュバッカーという存在が成り立つのは、「そもそも出会い系サイトの利用料が無料だから」という前提があってこそ。マイルを得るためにわざわざポイントを支払っていたら赤字。欲しい景品をお店で買ったほうが早いわけですね。
そのためキャッシュバッカーはほぼ確実に女性ユーザー。そして個人のため正規に会員登録しなければなりませんから、ほとんどが女性です。
(男性が女性ユーザーだと偽って会員登録するのは難しいですから)
「見せかけ」がうまくて厄介かも
サクラや業者というのは大部分にノルマがあって、大量のメッセージを同時にやり取りしています。そのため日本語がおかしかったり、テンプレ的な文章だったり、こちらの話を聞いていなかったりなど、所々で“ボロ”が出るケースが見られます。
しかし個人で動いているキャッシュバッカーにはノルマがなく、比較的ゆっくりメールを送っていられますから、見ようによってはサクラや業者よりも巧みで厄介です。
特にほとんど全員が女性ですから、余計に男心を掴むメッセージの送り方を心得ています。
出会い系サイトにおいてキャッシュバッカーはもちろん禁止行為なのですが……
ここまでご紹介してきたキャッシュバッカーは、出会い系サイトにおいて禁止行為とされています。出会う気のないユーザーが蔓延っていればサービスの質が落ちますから、当然と言えば当然です。
しかし実際のところは、どこの出会い系サイトも完全には取り締まれていないというのが現実です。
サクラは成功しているサイトであれば雇う必要がそもそもなく、雇えば人件費の分だけ余計に赤字です。業者はあからさまに情報を聞き出そうとしたり外部サイトに誘導したりするため、分かりやすく排除が容易です。
しかしキャッシュバッカーは「出会う気がない」ということを除けばごく自然にやり取りするだけの存在ですので、本物のユーザーと見分けが付きにくいという厄介さがあります。
どこの出会い系サイトでもキャッシュバッカーは存在すると考えて良いでしょう。
まとめ:出会い系サイトでキャッシュバッカーに騙されないために
最後にキャッシュバッカー相手にポイントを浪費しないためにコツをお届けします。
キャッシュバッカーと本物ユーザーを見分けるポイントは「マイルを得たいがために、メッセージのやり取りに積極的」「出会う気がない」の2点です。
つまり対策は、
- いきなり接触してきた女性ユーザーは疑ってかかる
出会い系サイトは基本的に男性から動くものですので、自分が掲示板で募集していないタイミングでいきなりメッセージが来たときは慎重に見定めたほうが良いでしょう。 - メッセージをやり取りしても出会う気がない場合はすぐ別の相手に移る
ただしキャッシュバッカーというのは「会えるかも」という臭わせが上手なため、上手いこと判断しましょう。メッセージの内容によりますが、セフレ募集などの気軽な出会いなら5~7往復ぐらいが1つの基準でしょうか。